施工ブログ

平塚市S店よりエアコンライン洗浄で新規入庫

■2023/05/23 平塚市S店よりエアコンライン洗浄で新規入庫: 平塚市S販売店からスナップオンの機械でエアコンのライン洗浄とガス入れをお願い出来ますか？と新規の問い合わせ。
経緯を聞き「洗浄だけなら1日で出来ますよ」って引き受けたんですが。。。
＊掲載許可取ってないのでプライバシー保護で車両は伏せます。

最初に真空引きしてリークチェックをします。ちゃんと組付けできてるか？ガス入れて漏れないか？の確認作業です。
すると、真空引き中にスナップオンカーエアコンサービスステーションPSDUALPROPがエラーを表示し作業ストップ。
部品交換されてるので、組付けミスとコンプレッサー破損の原因になったかもしれないガス漏れを点検します。真空引きでは漏れ場所がわからないので、エアコンガスを入れます。
＊ライン洗浄もしてないのにガス入れてコンプレッサーは動かせません。
交換したリキッドタンクでガスが抜ける音が聞こえます。リキッドタンクを取り外し確認。Oリングの損傷は見当たらいけど、、、元に戻したときに違和感を感じ、作業者に確認。部品商が用意した(純正パッケージ)品物らしい。。。けど。。。明らかにサイズが違うだろう手応えと線径(サイズ)なんです。請求書作成ソフトで調べたら納品品番と検索した品番が違います。この時点では、ソフトの更新が間に合ってない可能性もありますが。。。。ウチと同じ部品商なので説明して納品品番と調べた品番の互換を調べさせたら合致しないそうです。ウチで調べたものが正解だと。。。なんで違うものを納品したのか？この部分は割愛して。。。

黒いモノがウチで調べた正しい部品です。コレだけ線径違えば密着不良で真空引きなんかできるはずない。無事に真空引きが出来て漏れがない事を確認。循環パルス洗浄をします。必要に応じ繰り返し作業となります。

サイトグラスで液化冷媒(フロンガス)の流れを確認して汚れは取れた。コレなら大丈夫。

ガス充填してエアコンスイッチオン。コンプレッサーが作動した直後にギャ～～～～。悲鳴を上げたと同時にコンプレッサーのリリーフが開いてフロンガスがブシュ～～～～。コンプレッサー壊れました。。。。。。。。。。。。。。。リビルト部品ですよ？オイル入ってないかい！クッソ～～～～。最初からやりなおしだよ～～～。
コンプレッサーから抜いたオイルは内部破損により鉄粉(アルミ粉)だらけ。

コンプレッサーは代替品が届くけどリキッドタンクは無事なのか？不安を抱きつつ再度洗浄をする。

で、最悪の事態にに陥った。低圧のガスは抜き取れたのですがリキッドタンク詰まってて高圧側のガスが抜きとれません。。。仕方なくフロンガスを大気解放する事に。この行為はダメです。でも、仕方ありませんでした。
低圧側の金属片。

高圧側は金属片が取れてません。

リキッドタンクも交換しました。

同じ失敗をしないように接続方法を変更します。

液冷媒の流れを確認します。

何度か繰り返し作業します。

代替え部品のオイル量チェック。大丈夫だ。

作業後の確認では低圧が正常で高圧が低いです。外気温から計算すると高圧が1.3で低圧は0.19が計算上の圧力です。
吹き出し口温度も5度になってるしOKとしますが。。。

いや～本当に参りました。
リビルトが壊れた方がダメージ多く。。。リビルト交換後の作業は商社に請求書を送りました。払ってくださいね！

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