施工ブログ

自動車整備業鈑金統合システムプロトリオスラクロス２

■2023/01/24 自動車整備業鈑金統合システムプロトリオスラクロス２: 先日投稿した今後の対応の中で見積について少し書きました。
「公平性を保つために見積もりソフトを使う」とは何のことなのか。。。自動車整備業界でも複数のソフトがありますが、ウチはプロトリオスのラクロス2で見積・請求書の作成をします。
ソフトには基本作業項目や部品等が収録されてる(全部でない所がもどかしいけど学習機能で成長する)ので選択するだけで基準となる価格が弾き出されます。
国産車はほぼ収録されてるので同一車種で同じ作業ならAさんでもBさんでもCさんでも同じ価格になります。これが公平性を保つです。
＊部品価格変更で誤差がでる事があります
＊車種毎で基本価格はかわります

文章では難しいので見た方が早いかな？
管理顧客T様のマークXでエンジンチェックランプ点灯の見積もりのをします。
作業手順はコンピューター診断。診断結果P0304/失火検出♯4気筒を確認。データーモニターを確認する。スナップオンのイグニッションアナライザーで運よくイグニッションコイルの不具合を確認できた。とします。
＊チェックランプ点灯の場合はある程度の作業を進めないと見積もりが作れません。

ラクロス2を起動させる。

顧客を呼びだし

整備伝票を開き作業検索する

故障診断にイグニッションコイル取替。不良個所が4番シリンダーなので左バンク加算。関連部品も表示するので必要なモノを選び確定

必要なガスケットが部品リストに出なかったので過去データーから探し追加

イグニッションコイル1個交換で税抜き合計33,477円となりました。
もし、同じ故障を回避するためにプラグとコイル全数交換で見積すると・・・

必要個数変更して・・・

税込合計90,285円になります。

デモなのでスロットル外し無し。冷却水の補充・交換は含めてません。
スロットルの清掃や冷却水の交換も同時に行えば工賃・部品代が更に追加となります。
また、プラグとコイルに異常が無いとトラブルシュートに要する時間が長くなるので、点検料とかトラブルシューティングなどの作業名目で工賃が追加になります。
通常は実作業時間を請求となりますが節度をもって加点します。
どうですか？イメージできたでしょうか？

このデモでは聞いた事のあるディーラー単価で計算したので一般工場ではもう少し安くなります。
しかし疑問が。。。プラグ交換の方が手数が増えるのに工数が少ないって、、、日整連の点数もそうなんですが。。。。どうしてなのか不思議です。

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